2006年11月のカザフスタンの
カラガンダとバルハシの間の荒野でのショット。

メルセデス・ベンツのイベント
「Eクラスエクスペリエンス パリ北京」に
参加した時のもので、E320CDIで走っていると
何もない大平原の地平線の向こうに
いきなり現れたのがこの光景だった。

右側に建っているのは慰霊碑だ。
第2次大戦後に旧ソ連によって抑留され、
生きて故国へ帰れなかった人たちを
国別に弔ってあった。
ショッキングな光景だった。

満州に在住していた約60万人もの日本人が
ソ連邦各地の収容所に強制連行され、
約6万人が戻ってこれなかった。

20近くの慰霊碑のうち、
ロシア語のキリル文字で書かれたものは
判読できなかったが、
それ以外に日本人が抑留されただけでなく、
ドイツ人やイタリア人、
戦争中にソ連と敵対関係にあったわけではない
フランス人やポーランド人、チェコ人などの碑が
建っていたのにも驚かされた。

「パリ北京」には20カ国近くのメディアが
参加していたから、
自国の犠牲者の碑を見付けた者も少なくなかった。
両手を合わせて祈りを捧げた。

2011年5月月表紙

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