ロシア各地には、いまでも
レーニンの像がたくさん残っている。
独裁国家では権力者が代わるたびに
像や肖像画などの偶像は
破壊されるものと
決まっていたが、なぜ、
レーニンのものは残されているのか。
画像は、西ロシアのウファの
革命広場に立っていたものだ。

「イーゴリさん、なぜレーニン像って
残っているの? 
社会主義国では、最高権力者が代わると
像や肖像画も次の人のものに
入れ替えられちゃうじゃない?」

「レーニンはロシア革命を成功させ、
ソビエトを作った人ですからね。
スターリンやフルシチョフとは違うんです」

「ソビエトが崩壊した時にも
撤去されなかったんですね」
「ええ、レーニンは父親のように
慕われているんです」

最新刊『ユーラシア横断1万5000キロ 
練馬ナンバーで目指した西の果て』
の第8章より。

2011年11月表紙

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