昨年の今頃出掛けたニューヨークのブルックリンです。
マンハッタンからブルックリンブリッジの上のボードウォークを歩いて渡りました。以前は、倉庫と修理工場ばかりが軒を連ねる殺風景な一帯でしたが、多くのカフェやブティック、書店などが開店していて様子が変わっていました。

橋の降り口には、「dumbo→」という標識が掲げられていました。dumboとは、down under manhattan brooklyn overpassの頭文字から取られたもので、界隈を示す新しい地名だ。

イースト川沿いも芝生が敷き詰められ、天然の岩を自然の河岸のようにレイアウトされた気持ちのいい公園になっていた。

マンハッタンのソーホーと違ってうれしいのは、まだ、若者や地元の人たちの店ばかりという点だ。世界展開している大資本は、見た限りスターバックスコーヒーだけだった。オーガニックのカフェやレストラン、アメリカ製の服やバッグだけを集めたセレクトショップ、中古自転車販売&整備屋、アンティークショップなどが、ビルの中を小分けに区切って営業していた。

最も大きく目立っていたのはパワーハウスブックス。古いビルの一階角をキレイに直し、広く、天井が高く、余裕を以て本が並べられている。何時間でも居たくなるような快適な空間だ。児童書や実用書もあるが、吟味を重ねて選ばれている。朗読会もよく開かれているようだ。

店子募集中の看板がいくつも出ていたから、この辺りはこれからもっと栄えていくのかもしれない。人通りの多い通りに面したビルの看板には、「月の賃料500から1500ドル」と出ていた。

2012年5月表紙

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