2005年3月31日のイタリア・ベネチアでのショット。
デビューしたばかりのベントレー・コンチネンタル フライングスパーのメディア向け国際試乗会がここで開かれた。
ベネチアは運河の間に築かれた町なので、クルマはおろかオートバイすら走っていないところだが、あえて展示したところに
ベントレーの自信がうかがえた。
ホテル・グリッティパレスの前の運河に特設ステージを浮かべ、
その上にコンチネンタル フライングスパーを乗せた。
向かいは、サンタマリア・デッラ・サルーテ聖堂だ。

コンチネンタル フライングスパーはW型12気筒エンジンを搭載するコンチネンタルシリーズに追加された初の4ドアセダンで、
V8エンジンを積むそれまでのベントレー各車とは系統を別にする。
新しいシリーズの新しいセダンだからがゆえに、あえて歴史と
伝統が自由と進取の気風と交錯する水の都で披露したのだろう。

船で運河を戻り、陸で乗ったフライングスパーの完成度の高さには
驚かされた。マントバからブレシア辺りの空いたアウトストラーダではビッグパワーと4輪駆動を活かした高速域での猛烈な加速を、
ブレシアからボルツァーノを回って再びベネチアに戻ってくる
山岳ルートではボディの大きさを感じさせない機敏な身のこなしを
示してくれた。

その後、フライングスパーには定石通りに高性能版
「フライングスパー スピード」が追加され、
コンチネンタルシリーズの一翼を担っている。
そして、2013年3月5日から開幕するジュネーブ自動車サロンにおいてフルモデルチェンジするフライングスパーのベールが剥がされることがその画像とともにベントレーのウェブサイトで発表された。

2013年3月表紙

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