月報 2009年3月March


●3月2日 ボルボXC60 VOLVO XC60

すでにヨーロッパとアメリカで発表され、日本でも秋から発売が予定されているボルボXC60。標準装備されている新安全技術「シティセーフティ」のメディア発表会が東京お台場のTFTビルで開かれ、出席する。「シティセーフティ」とは、渋滞時や交差点で発生する低速(時速30キロまで)での衝突事故を回避もしくは衝突ダメージを軽減するシステム。前方のクルマをセンサーで監視し、強制的にブレーキを掛け、急停止する。地下駐車場で、実験させてもらったが、本当にギリギリで停止する。空気で膨らませたダミーの前方車とわかっていても、相当速いスピードだ。このシステムの認可に、日本の国土交通省が難色を示しているらしい。
「そんなシステムがあると、ブツからないのを幸いに、渋滞時の運転中に漫画を読んだり、脇見をするドライバーが増えるから」というのが、その理由らしい。いかにも、新しい技術やモノを見て見ぬフリをしたがる公務員根性丸出しの思考パターンで、呆れてしまった。好んで事故を起こそうとするドライバーなんて、誰もいないよ。 


 

●3月4日 フォルクスワーゲン・パサート VOLKSWAGEN Passart

オヤジ4人でスキーに行く。O氏のプライベートカーであるパサートワゴンを出してもらい、長野県八方尾根スキー場へ。パサートワゴンは4人分のスキー板と荷物を楽々と収納し、車内空間も余裕たっぷりの広さ。静かで、乗り心地も快適で、こうした長距離走行にはぴったりだ。おまけに、燃料がレギュラーガソリンでOKで、燃費も優れているから、復路の都内の解散場所間際で給油しただけで往復した“足の長さ”も、ロングツアラーとしての素質に優れている。 25年ぶり訪れた八方尾根のゲレンデは雄大かつダイナミックで、その魅力は色褪せていない。本州で最も好きなスキー場だ。時代の変化を感じさせられたのが、客層。50歳から上の中高年とオーストラリア人が大半を占めていた。スポーツ好きな中高年と観光の国際化は、素晴らしい。しかし、夜の街が寂しかった。かつては煌煌とネオンを輝かせていたスナック群が見当たらない。土産屋で訊ねると、「スナックは、みんなツブれたよ」と元気ない。別のホテルのバーで飲んだが、バーテンも客も全員オーストラリア人だった。


 

 

●3月17日 ポルシェ・パナメーラ PORSCHE Panamera

ドイツ・シュツットガルト市郊外のバイザッハにあるポルシェの研究開発センターで行われた「パナメーラ・テクノロジーワークショップ」に出席する。今年9月にヨーロッパで発表される、ポルシェ初の4ドア・グランツーリスモ「パナメーラ」に採用されている新技術について、カットモデルや分解されたパーツなどを前にして解説を受け、たっぷりと質疑応答を行い、付設のテストコースで同乗試乗。 運転はまだ許されず、ポルシェのテストドライバーの運転によるパナメーラの助手席や後席に乗って、曲がりくねり、アップダウンの激しいテスコトースを3周ずつ。2輪駆動の「パナメーラS」、4輪駆動の「パナメーラ4S」、ターボエンジン+4輪駆動の「パナメーラ・ターボ」3モデルを、それぞれ3ラップずつ。おそろしく速いが、速いだけでなく静かで、運転していなくても快適なのが印象的。さらに、4ドアながら、完全な4シーターで、運転席や助手席に劣らないバケットシートが2脚備え付けられている。このリアシートのホールド性、サポート力が抜群だった。

パナメーラSが1374万円、4Sが1436万円、ターボが2061万円と日本での価格も発表され、予約も始まっているが、売れ行きはどうなるのだろうか。ポルシェのメディア担当者に、「日本では、パナメーラのライバルは何になると思うか?」と訊ねられたので、「メルセデスAMG63各モデルやベントレー・コンチネンタルGTではないか」と答えた。しかし、こればかりは、フタを開けてみなければわからない。カイエンかも知れない。


 

 

 

 

 

 

 

●3月27日 アルファロメオ・ブレラ ALFAROMEO Brela

『モーターマガジン』誌の連載「プレミアムカーのこころ」の取材のため、アルファロメオ・ブレラで箱根、伊豆方面へ。カタチを含め、個性溢れるクルマで、慣れるのに時間を要するが、慣れてしまうと独特の魅力がクセになってくる。


 

 

 

 

 

●3月29日 アウディA4 1.8T AUDI A4 1.8T

『NAVI』誌の連載「10年10万キロストーリー」の取材のため、神奈川県へ。1998年型アウディA4 1.8Tを11年間で3.9万キロ乗り続けている自動車メーカーエンジニア氏を訪問し、なぜ乗り続けているのか? A4の魅力は? 日本とヨーロッパとのクルマ造りの違いなどを聞く。