日産リーフポルシェ・パナメーラSハイブリッド
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日産リーフポルシェ・パナメーラSハイブリッド
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日産キューブメルセデス・ベンツ燃料電池車
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三菱ランサーポルシェ・パナメーラSハイブリッド
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月報
2011年6月June


6月1~3日 メルセデス・ベンツ燃料電池車
MERCEDES BENZ F-CELL


水素から電気を取り出す燃料電池で走る
メルセデス・ベンツの実験車が、世界一周の旅に出た。
ドイツ・シュツットガルトから出発して
ポルトガルからアメリカに渡り、
オーストラリアを横断し、上海からカザフスタンを抜け、
ロシア、北欧と回って、半年ぶりにドイツに戻ってきた。

その最終セクションに参加して、
ハンブルグからシュツットガルトまで走っている途中。

メルセデスのBクラスをベースにしたクルマは、
2リッターガソリンエンジンと同等の性能を有し、
静かで重厚な乗り心地が印象的だ。
アウトバーンでの加速なども不満はなかった。
航続距離は400km。
水素でタンクをフルに満たすには20分と、
いずれも電気自動車の弱点に悩まされることはない。

もし、このような燃料電池のクルマが実用化されれば、
有害物質とCO2を一切排出せず、
使い勝手の良い革命的なクルマが誕生する。
近距離は電気自動車で、中遠距離は燃料電池車でと
いった棲み分けも可能だ。
クルマの開発だけでなく、水素を補給する
インフラの整備も行われる必要がある。

ハンブルクからベルリン、ニュルンベルクを経て、
シュツットガルトのダイムラー・ベンツ博物館でゴール。
ディーター・ツェッチェ同社会長、
トーマス・ウェーバー技術開発担当取締役などの
首脳陣が出迎えてくれた。

 

 

6月7~8日 ボルボV60 DRIVe
VOLVO V60 DRIVe


ボルボの新型ステーションワゴンで
富山県高岡市を往復した。
ともに新開発の1.6リッター4気筒ガソリン
直噴ターボエンジンにツインクラッチ
トランスミッションを装備している。
高岡往復プラスアルファの900kmあまりでの
総合燃費は16.0km/リッター。
昔のボルボのワゴンとは違って、
四角四面の大きなボディにたっぷりと
荷物を搭載できるという風には作られていない。
荷室には使いやすい様々な工夫が凝らされているが、
積載量は最初から期待できない。
1.6リッターとは思えないほどよく走るが、
乗り心地が少々粗っぽく、タイヤノイズを遮断し切れずに
過大に伝えている点が要改良だろう。
荒れた路面で、特に顕著だ。
タイヤを変えれば、多少は改善されるかもしれない。
エアコンやオーディオ、ナビなどを複合的&重層的に
ハンドル上のボタンでも操作できる
インターフェイスがとても使いやすい。
まったく新しいナビも、旧型から進歩が大きい。

 

 

6月9日 日産リーフ
NISSAN Leaf


電気自動車の日産リーフを一週間借りて、
日常的な使い勝手を中心にテストしてみた。
当たり前だが、エンジンがないので静かに走る。
しかし、タイヤと路面の擦過音があるので無音ではない。
走行中の車内が静かなことのメリットは大きく、
助手席や後席の乗員との会話が弾む。
オーディオだって楽しめる。
だから、エンジンを使って走らない電気自動車や
ハイブリッドカーでは、タイヤ交換時に
静かなものを選ぶことが肝腎になってくる。

リーフの他の走行感覚は、エンジンで動く
一般的なクルマと変わらない。
そこがこのクルマの評価を分けるところになる。
“普通に使えるからいい”のか、
“新しいカテゴリーのクルマなのだから、
カタチを含め、もっと違ったものに
仕上げるべきだった”のか?

カタログ上の航続距離は160kmだが、
どうしても心もとない。
実際には、自分には遠出のつもりがなく
街中を運転していても、
充電場所のことばかりが頭の中を占めてしまう。
慣れにもよるのだろうが、携帯電話のように、
自宅で短時間のうちに充電し切れることが
普及の大前提だろう。

また、航続距離は、革命的な電池素材が
発見されない限り向上しないのであれば、
法律が街乗り専用のコミューターとして規定し、
“高速道路に乗れない”などの規制を行い 、
その代わりに税金や保険などで
優遇する措置を取ってもいい。

原子力発電による余剰電力によって
電気自動車は夜間に充電が行えるという、
存在意義の前提条件そのものについては、
よく考える必要がありそうだ。
仮に、原発に依存しなかったとしても、
夜間の余剰電力は発生するはずで、
電力使用のピークを抑えるためにも
電気自動車の夜間充電の意味は変わらないはずだろう。

リーフに関して付け加えるならば、
システムをオンにした時のピロピロピロ〜ンという
電子音だけは早急に改めた方がいいと思った。
退嬰的で、 革新的な内容を 持っている
リーフにそぐわない。

 

 

6月18日 三菱ランサー
MITSUBISHI Lancer


三菱自動車のウェブサイト内の
スペシャルコンテンツ『三菱10年10万キロストーリー』
の取材のために、静岡県へ。
三菱ランサーを2台と三菱ミニカを乗り続ける
ご夫妻を取材した。
古い三菱車の愛好クラブでの積極的な活動や
旅行など、夫婦仲良くランサーを
十二分に謳歌されていた。
クルマを愛好すると同時に、
お互いにパートナーを愛し、
人生を謳歌している姿が印象的だった。
(記事は、7月6日から以下のサイトで公開されます)

『三菱10年10万キロストーリー』

 

 

6月27日 日産キューブ
NISSAN Cube


日産自動車の常務取締役にして
チーフクリエィティブオフィサーの
中村史郎さんが「ニホンのクルマのカタチの話」
という本を書き下ろした。
それを記念して、グラフィックデザイナーの
佐藤卓氏をゲストに迎えて、
六本木ヒルズ内のアカデミーヒルズで
セミナーが開かれたので、行ってきた。

セミナーの内容は、
中村さんがいすゞ自動車時代に
デザインしたクルマから始めて、
日産に移ってからの仕事について説明され、
デザインの難しさと面白さ、
部下やスタッフを束ねていく
コツなどについてだった。
その中で、日産に移ってきて
気に入っている4台を挙げた。
4台とは、キューブ、GT-R、
インフィニティ・エッセンス、ジューク。
キューブは、「世界で最も遅く見えるクルマ」、
「走っているのに、
停まっているように見えるクルマ」
という点が画期的だったという。
なぜならば、そうした視点は、
すべて従来の欧米(クルマを生み出した)の
自動車デザインの価値観に
真っ向から反するものだからだ。
詳しくは、本にも書かれています。