「三菱愛着力10年10万kmストーリー」の取材。
今回は珍しいケースで、
新車から41年間乗り続けたギャランGTO-MRを譲り渡す家族の
都内から伊豆半島への最後のドライブに同行した。
クルマを擬人化して語る趣味はないけれども、
このGTO-MRほど幸せな一台もないだろう。
12月7日更新予定。
新型レンジローバー・ヴォーグの国際メディア試乗会に参加して、
モロッコのエッサウィラとマラケシュを走ってきた。
改められたところは多々あるが、大きなところでは
420kgの軽量化と4輪駆動の制御システム
「テレインレスポンスシステム」に
オートモードが設定されたことだろう。
大幅な軽量化によってオンロードの快適性も非常に高まった。
歩いて登れないほどの急斜面や深い砂地などの
悪路走破性も相変わらず秀でている。
絞り込んだテール部分と小さなライトユニットなど、
エクステリアデザインはエレガントでさえある。
インテリアのクオリティも上質そのもの。
欠点が見当たらなかった。
休暇がたくさん採れて、セカンドハウスでも持っているような
ライフスタイルにこそピッタリの一台だ。
御殿場のマースガーデンウッドで行われた
三菱アウトランダーのメディア試乗会に参加。
新型アウトランダーは、視界も良く運転しやすい
万人向きのライトSUV(クロスオーバーという呼び方もできる)
に仕上がっていた。
ATがマニュアル変速後にDモードに戻らないのは
不便で時代遅れだ。
開発担当者は、「戻らないのは設計ポリシーだ」
と言っていた。
アウトランダーの試乗会の後、
同じ御殿場のミュゼオ御殿場で行われた新型7シリーズと
523d(ディーゼルエンジン搭載)の試乗会に向かった。
7シリーズにガソリンハイブリッドユニットを搭載する
アクティブハイブリッド7のコースティング機能が
印象的だった。
ポルシェのカイエンハイブリッドやパナメーラハイブリッドでも
同様の機構が装備されているが、
50km/h以上でスロットルペダルを戻すとエンジンが
駆動系統から切り離され、アイドリング回転数まで落ちる。
それによって燃費を稼ごうというものだが、
キメ細かく制御されていた。
523dは323d同様の4気筒2リッターツインターボディーゼル
エンジンを搭載する。
低回転域から太いトルクを発生し,
箱根の山道でも軽くはない523のボディを
加速させていた。
ステーションワゴンのツーリングは魅力的。
長距離を頻繁に走る人には好適な一台だ。
横浜美術館で行われたホンダの新しい軽自動車
N-ONEのメディア試乗会へ参加した。
N-ONEは1960年に大ヒットした軽自動車N360の
デザインイメージをセルフサンプリングしている。
商品企画の行われ方はBMWのMINIと同じ。
しかし、MINIほどには徹底されていない点が惜しい。
N360は2ドアだったのに対して、N-ONEは4ドア。
似ていないし、企画として中途半端。
4ドアの方が需要が見込みやすいからという理由は
理解できるが、MINIクロスオーバーのように
第2弾以降にニューモデルとして設定するべきではないか。
無駄に背が高くないので重心がその分低くなり、
走りっ振りの軽快感につながっている。
2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーの
試乗&投票会が富士スピードウェイで開かれた。
候補の10台にはすでに乗っているが、
改めてもう一度端から10台に乗ってみた。
僕の配点は、29日に記した通り。
「三菱愛着力10年10万kmストーリー」の取材のために
和歌山のタウンボックスオーナーを訪ねる。
1月上旬に更新予定です。
インスブルック近郊のテストトラックOAMTCで開発中の
新型車メルセデスベンツCLAのプロトタイプの助手席に
乗る機会に恵まれた。
ヨーロッパで発売されたばかりのコンパクトカー
Aクラスをベースとして4ドアセダンとして開発中の
CLAは前輪駆動と4輪駆動を採用する。
プロトタイプとはいえ、そのスタビリティの高さと
ニュートラルなハンドリングに驚かされた。
オーストリアのインスブルック空港から新型GLクラスに乗り、
チロル山脈のスキーリゾート・ホッフグーグルへ往復した。
ダウンサイジングされたガソリンエンジンを積むGLクラスは
快適性をさらに増して商品力を向上させていた。
また、手頃なサイズのGLKでは雪の積もった山道も走ったが、
きわめて安定していた。
2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーはマツダCX-5に決まった。
インポートカー・オブ・ザ・イヤーはBMW3シリーズ。
実行委員会特別賞はトヨタ86/スバルBRZ。
僕の投票は、レンジローバー・イヴォーク10点、
フォルクスワーゲンup!6点、
トヨタ86/スバルBRZ5点、
BMW3シリーズ2点、
シトロエンDS-5に2点という配点。