メルセデス・ベンツA180
メルセデス・ベンツA180
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月報
2013年4月April


 

 

4月5日 メルセデス・ベンツA180
MERCEDES BENZ A180



1月の箱根でのメディア試乗会で乗って印象の良かった
メルセデス・ベンツA180を改めて借り出して乗った。
日常的な使い勝手や走りっぷりを確認するためだ。

その結果は、おおむね良好なものだった。
スポーティで機敏に走りながらも、メルセデスらしい重厚な
乗り心地も備わっている。

しかし、最後まで馴染めなかったのがペダル配置。
シートやハンドルをいろいろと調整してみたのだけれども、
アクセルペダルとブレーキペダルの高さが違い過ぎるので
踏み代える際の右足の移動量が大きくなってしまうのが、まず第一。
“ヨッコイショ”という感じになる。
さらに、ペダル面の角度がかなり違うので踏みにくい。
ブレーキペダルは立ち気味で踏みやすいのに、
アクセルペダルはかなり寝ている。
そして、ターボエンジン自体もある程度回転数を上げないと
有効なトルクを発生しないから、寝たペダルをさらに
踏み込み続けなければならない。
高速道路での加速の際などに右足の運動量が大きくなり、
クルマを降りる時には疲労感を覚えた。

右ハンドルだけの設計によるものなのか? 
次は左ハンドルのA180に乗ってみたい。

 

 

 

 

 

4月11日 ジャガーXJ 2.0
JAGUAR XJ 2.0



ジャガーの「フルラインナップ試乗会」が開かれているミュゼオ御殿場へ。
ジャガーもエンジンのダウンサイジング戦略を推し進めていて、
従来の5リッターV8を2リッター4気筒や3リッターV6に置き換えた
XJやXFを新たに投入してきた。
中でも、XJ 2.0は画期的だ。
アルミボディで多少は軽いとはいえ、あの大きなXJをたった2リッターで
走らせられるのだろうか?

以下は、レスポンスに書いたリポートです。

XJ 2.0は、それまでの5リッターV8エンジンを、
なんと2リッター4気筒エンジンへと排気量を半分以上も
ダウンサイジングしてしまった驚きのニューバージョン。
価格は990万円。

フォルクスワーゲン・ゴルフが2リッターから1.4リッターに
最初にエンジンをダウンサイジングした時にも驚かされたが、
半分以下ということはなかった。
XJは気筒数だって半分に削ってしまったのだ。

ヨーロッパやアメリカの自動車メーカーが率先して推進している
エンジンのダウンサイジングだが、
「なにもジャガーまでもがそんなことをしなくてもいいのに」という
半畳のひとつも入れたくなってしまうが、
ラグジュアリーとスポーツを売り物にしているジャガーにも 燃費向上と
CO2削減という共通の課題が等しく課せられる時代になったわけである。

その2リッターエンジンは、ランドローバー・フリーランダー2や
レンジローバー・イヴォーク、フォード・エクスプローラーなどに
搭載されているフォード製の「エコブースト」と同じ
4気筒ガソリン直噴ターボだ。
240psの最高出力と34.7kgmの最大トルクは共通だが、
搭載方向が異なる。
それらのコンパクトSUV群が横置きされるのに対して、
XJは後輪駆動なので縦置きされている。
トランスミッションはZF製8速AT。

XJは全長5メートルを超え、全幅も1.9メートルに達する大柄ボディだが、
アルミニウムボディが幸いして重量は1780kg。
それでも、走り出す前に240psで大丈夫かなという一抹の不安もあったが、
走り出してみてもう一度ビックリ。
2リッターとは思えないトルクとパワーを発生していて、
実に軽快にXJを加速させる。

動力性能は日本ではこれで十分と思わされた。
5リッターV8の有り余るトルクを気前よく撒き散らすように
ドドドッと加速するのではなく、2リッター4気筒ガソリン直噴ターボを
最新の電子制御で賢く司り、1kgmのトルクも無駄にせず、
効率的にすべてタイヤに伝えているような加速感がある。

それでいて、舗装のつなぎ目からのキツいショックがやんわりとイナし、
XJ最大の魅力である乗り心地の快適さが変わらないのもうれしかった。
段差は、コツッ、コツッと微かな手応えと音だけで過ぎ去っていく。

XJ2.0よりも高価なドイツ車に近い日に同じルートを走ることができたので
明確に比較ができたのだけれども、XJの乗り心地の柔らかさと繊細で
機敏なハンドリングは別格だった。
ハンドルは軽く回るのだけれども手応えと反応が明確に存在しているから、
ボディの大きさを感じさせない一体感がある。
ジャガーがスポーティサルーンと自他共に認められる所以だ。

たしかに古典的な5リッターV8の溢れ出るトルクは蠱惑的だが、
その価値観から積極的に脱してみるのも痛快だ。
乗り手の時代感覚が問われることになる、現代的な旬のジャガー。

パッケージング:★★★
インテリア・居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

 

 

 

4月11日 レクサスIS プロトタイプ
LEXUS IS prototype



ジャガーのあと、芦ノ湖畔を抜けて大観山へ。
箱根ターンパイクを貸し切りにした新型レクサスISの試乗会。

クルマは非常に良く仕上がっている。機敏だし、懐深く、乗り心地もいい。
2.5リッター、3.5リッター、ハイブリッドのどれも
パワーがあって加速も滑らか。インテリアだって高品質。
でも、全体を貫く軸がハッキリしない。
いいクルマなんだけど、食指が動かないのはなぜなのだろうか。

 

 

4月16日 フォード・クーガ
FORD Kuga


オーストラリアのアデレードで行われたフォード・クーガの試乗会。

アデレードに来たのは、23年ぶり。
中嶋悟が雨のレース中にロータスでファステストラップを記録した
F1のオーストラリアGPを取材に来て以来。

クーガは旧型から順当に進化していました。
「Motor Magazine」はじめ、いくつかのメディアに試乗記を書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月20日 上海モーターショー2013
AUTO Shanghai 2013


初めての上海モーターショーは刺激的だった。
webCGから求められたブースの速報を5本書き、
そこから考えたことを以下の1本にまとめました。

インタビューした上海GMキャデラックディビジョンの
ジェネラルマネージャー、ケビン・チェン氏が力説していた。
「今年の上海モーターショーの入場者数は、おそらく85万人を超えるだろう」

モーターショーが行われる「上海新国際博覧中心」は浦東地区にある。
よく日本のテレビなどで“発展する中国”と紹介する際のイメージ画像で
用いられる川のほとりの超高層ビルと球体を串刺しにした
テレビ塔がある一帯から7,8kmぐらい離れた新開地だ。
コンベンションセンター、ホテル、ショッピングセンターなどが建っている。

コンベンションセンターは巨大。
17ものパビリオンが三角形状に並んで建ち、その内側の敷地中心にも
トラックメーカーやパーツメーカーのテント展示が所狭しと並んでいる。

自動車メーカーは17のパビリオンの中に出展しているが、
メーカー数は約100社と言われている。
ややこしいのは、中国のメーカーが単独で展開している場合もあれば、
同時に外国のメーカーと展開している場合もあるからだ。
日本のメーカーも複数の中国メーカーと提携している。
フェラーリやベントレー、ポルシェのような少数生産メーカーは
それには当てはまらないからわかりやすいのだが、
提携があるメーカー同士の相関図がすぐには飲み込みにくい。

4月20日だけのプレスデイではコンファレンスは重複するから、
当然、すべてに出席することは不可能だ。
あとからブースを訪れても英語を解さない担当者もいるので、
いきおい展示車を目視だけで判断しなければならない割合が
高くなってしまう。

ここには世界中のあらゆる需要と流行が揃っている。
それらを“パクリ”と嘲笑うのは簡単なことだけれども、日本人は彼らを笑えない。
1950年代には日本に2輪メーカーが100社以上あり、オリジナリティのある
バイクを造っていたのはホンダとヤマハとスズキの3社だけ
(カワサキはまだバイクを造っていなかった)で、残りは
イギリスとドイツとアメリカのバイクのコピーだったからだ。

現代は情報の流れが速く、成長途上にある中国に世界のクルマの表徴が
揃っているのは必然だ。
「中国は、日本や欧米諸国が段階を経て発展してきたプロセスを
ひと足飛びにスキップしている最中なのだ。
オーディオに喩えてみれば、あなた方がビートルズをLPレコードから
カセットを経てCDで聞いているのに対して、我々がビートルズを
聞くようになったのはCDからだ。その前を経験していない」
チェン氏の言葉には実感が籠っていた。
「2012年に中国でキャデラックは3万台売れたが、
今年に入って月に3600台のペースに増えた。4万台以上売るだろう」

上海GMがキャデラックを売るようになったのは2004年からに過ぎない。
それでも、「中国人はキャデラック100年の伝統と最新技術を
好んで買っている」とチェン氏は豪語していた。

僕らの社会やクルマとの付き合い方と中国人のそれとの隔たりは大きいと
嘆くばかりで済ませたくはないけれども、図体の大きさは
まったく大勢で像を撫でる故事に等しい。

それでも、今回の上海ショーでは新しい傾向のひとつをつかむことが
できたのは収穫だった。
詳しくは、日産Friend-Meとフォード・エスコートコンセプトに書きました。

 

 

 

 

4月26日 スバル・レガシィ
SUBARU Regacy


スバルのディラー向けに配布されている「スバルだより」という
月刊社内報から取材を受ける。
自動車ライターとしてスバルのクルマと販売について忌憚のない意見を
聴かせて欲しいということで、レガシィを運転しながら編集者氏の設問に答えた。

「スバルは少数派であるのだから、それがうまく活かして
プレミアムカーメーカーになって欲しい」

「クルマの評価基準において、数字に置き換えられるものと
置き換えられないもののバランスを」

「ショールームの整理整頓を。ノボリや手描きポスターは
クルマを見てもらう視線を遮るだけ」
などなど失礼を省みずに喋らせてもらいました。

 

4月29日 フォルクスワーゲン・ビートル
VOLKSWAGEN Beetle

『NAVI CARS』誌での新連載の取材。
「家族で乗り継ぐクルマ」というテーマにもとづく
人とクルマのルポルタージュ。
第一回目は、フォルクスワーゲン・ビートル。
亡くなった祖父が乗っていたビートルがずっとガレージに仕舞われていて、
ある時、孫の同級生たちがレストアに乗り出した。
彼らは仕事も家庭も持っているから、月に一、二回集まっては
少しずつ進めていく。
ゴールデンウィークの始まりの一日にお邪魔して、
初めてエンジンが掛かるまでを取材した。

 

 

 

上海モーターショー
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上海モーターショー
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上海モーターショー
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フォルクスワーゲン・ビートル
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ランドローバー・フリーランダー2
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XJ 2.0
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ランドローバー・フリーランダー2
ランドローバー・フリーランダー2
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レクサス IS
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レクサス IS
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クーガ
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上海モーターショー
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XJ 2.0XJ 2.0
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フォード・クーガ
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クーガ伝統のパルテノングリルも角形ヘッドライトと組み合わされると超モダンな印象
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ジャガーXJ 2.0ジャガーXJ 2.0
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